被災地の札幌からこんにちは
最大震度7の厚真町はまだまだ大変な状況が続いているでしょう。心が痛いです。
私は今まで熊本の地震も東北の地震もテレビで見て、大変だなぁって他人事でした
でも自分で地震を体験しなきゃ分からないことってたくさんあるんだなって思った
夜の3時すぎに大きな揺れを感じて、びっくりして起きました。警報も鳴るけど、もう地震は起きてるしどうしようもないよって思ったよ。隣のお家は食器が割れて大変だったそうです。我が家は物は落ちたけど、割れ物はなかったです。
そのあとすぐに停電になって、情報がゼロになりました。
テレビでは色々放送してたんだろうけど、被災地には情報って入らないんだな〜〜ってことも分かった。
ケータイだって充電が無くなるからあんまり使えないし。。
この時はまだすぐに停電改善するでしょ、って思ってた。
外には車が走ってて、信号が消えて明かりがない景色は異常だった。
朝になっても停電は改善してなかった。
幸いお水は出たから、お風呂にお水を貯めて、家中のペットボトルにもお水を入れた。
ケータイの充電はどんどん減っていったし、電波も悪くて連絡も取れなくなってた。
ラインでは色々な情報が飛び交ってた。断水するだのしないだの、ケータイも使えなくなるとかならないとか。矛盾だらけでわけが分からなかった。
市役所でケータイの充電をやってるって情報が入った。家にいても、電気がない状況って掃除機も洗濯もテレビも見れない。めちゃめちゃ暇なんだなって思った。
とりあえず市役所に行くことにした。
市役所に到着して並んで、結果7時間かかって充電は90%まで回復した。しんどかった。
帰るのは夜になってた。
札幌の中心街が明かり消えて真っ暗だった
普通にありえない。多分もう二度と見れない景色なんじゃないかと思った。生きる廃墟。
街灯ないし暗いし信号ついてないし、まじで恐ろしかった。ひき逃げされても分からないレベル。
家に帰っても真っ暗だった。
ロウソク付けて、家族で冷たいご飯をたべた。
家族がいるだけで安心したけど、非日常すぎた。いつもの生活に電気がないだけでこんなにも不便なのかと痛感した1日だった。
その後電気も復旧して、日常に戻った。普通に生活できるありがたみを実感しました。
でも、世界はいつも通り。
おんなじ日本でも当事者以外は知らんぷり。
そりゃそうなのさ。私だって今までそうだったから。
でも今回いい経験になったなって思った。
台風、地震と災害続きの北海道でした。
もうこれ以上被害が大きくなりませんように。
日常が戻りますように。